棚卸しや検品作業において、手作業による記録漏れや、作業時間にお悩みではないでしょうか。このような課題を解決するのが、バーコードなどの読み取りデータを本体に蓄積(取り貯め)できる機能です。本記事では、データをまとめて取り扱うニーズに応える、取り貯め機能の基本と活用効果をご紹介します。
データを取り貯める機能を持つ端末は、バーコード等をスキャンした際に、読み取ったデータを機器の本体内部に蓄積・保存できるのが基本的な仕組みです。この機能により、現場での読み取り作業と、後からPCや業務システムへデータをまとめて一括で転送する作業を分けて行うことができます。
この機能の重要な役割は、データ入力のためのPCやタブレットを現場に持ち運ぶ必要がなくなり、コンパクトな端末一台で読み取りと記録の作業が完結する点にあります。有線での接続やリアルタイムの無線通信環境がない場所であってもデータを安全に蓄積できるため、広い倉庫内での棚卸しや、屋外での検品作業など、場所や通信状況を選ばずに活用できるのが大きな特徴です。作業完了後に保存したデータをまとめてシステムに送信するため、現場での作業スピードを損なうことなくスムーズなデータ収集を実現します。
データの読み取り機器にはいくつかの種類があり、それぞれ役割が異なります。ここでは、読み取り専用機器や画面処理端末との違いを整理し、データを蓄積することで得られる手入力ミス防止や効率化といったメリットについて説明します。
データを読み取る機器には、主にスキャン専用機、高機能端末、データ蓄積を中心とする機器があります。一般的なバーコードリーダーはスキャン専用で、PC等へ即座にデータを送信する必要があります。一方、ハンディターミナルはデータの取り貯めはもちろんのこと、データ処理やリアルタイム照合が可能です。これらに対し、データ蓄積に特化した機器は本体へのデータ保存を主目的とし、操作がよりシンプルで扱いやすいという違いがあります。
データを本体に取り貯めるメリットは、手入力ミスの防止と作業工程の短縮です。紙への手書きやその後のPCへの手入力といった工程では、ヒューマンエラーが発生しやすい課題がありました。
蓄積機能を活用すれば、バーコードを読み取るだけで正確なデータが本体に記録されるため、転記ミスを防ぐことができます。また、紙のリストを持ち歩く手間や入力作業を省略でき、棚卸しや検品の工程をシンプルに短縮できるため、業務の効率化につながります。
現場で本体に取り貯めたデータは、作業終了後にPCや業務システムへ転送・反映させます。連携の流れとして、主なデータ転送方法には「USB接続」「Bluetooth接続」「アプリ連携」などがあります。
USB接続は、端末とPCをケーブルで直接繋ぐため、安定したデータ転送が可能な基本的な方法です。Bluetooth接続を利用すれば、ケーブルレスで手軽にPCやタブレットへデータを送ることができます。また、専用のアプリを介した連携では、取り込んだデータを表計算ソフトや独自の業務システムへスムーズに出力することが可能です。用途や環境に合わせて適した方法で連携を行います。
データを本体に取り貯める機能は、現場でのアナログな記録作業をなくし集計にかかる手間や時間を大幅に削減します。導入を検討する際には、自社の現場での作業フローやどのような方法でシステムとデータ連携を行うのかをあらかじめ整理しておくことが重要です。目的に合わせた適切な機器を選定し、業務効率化を目指しましょう。

独自開発の文字検出・判定により、特に数字・日付をミスなく判読。劣化したダンボールなどもスムーズに読み取り、商品の在庫ロスを防ぎます。
耐凍モデルには結露防止ヒーター内蔵。「うっかり」の故障を防ぎつつ、スピード感のある作業環境を実現します。

1秒間に約30個(※2)ものコードを連続で読み取りでき、効率的に物販在庫の棚卸しや参加者の入退場処理を完了。時間に追われがちなイベント進行を支援します。
クレジットカードや交通系ICの支払いに対応したモデルもあり。現場での金銭管理リスクを低減しつつ、客単価向上にもつながります。

10万以上(※3)の難読コードを事前学習したAIが、欠損したコードや金属や樹脂の表面刻印されたコードを読み取り。作業の高速化・効率化を支援します。
手元は勿論、作業機械が動いている危険な場所でも適切な焦点で撮像でき、距離を気にせず読み取れます。