ハンディターミナル導入前に検証すべきポイント

ハンディターミナルを導入するにあたり「具体的にどのような手順で検証を進めればよいかわからない」とお悩みではないでしょうか。

本記事では、テスト環境の構築から現場での検証手順、機器選定時に確認すべきポイントまでを解説します。

検証期間と準備の重要性

ハンディターミナルの機器選定における検証は、単なる端末性能の確認だけにとどまりません。現場運用の見直しから、使用するソフトウェアやアプリケーションの動作検証まで行う必要があり、場合によっては検証に1年近くの期間がかかることも多いとされています。導入後のトラブルを防ぐためにも、あらかじめ余裕を持ったスケジュールを組み、しっかりとした準備期間を確保することが大切です。

検証環境の構築と現場テスト

実際の検証は、以下の手順で進めていきます。

テスト環境の準備と確認ポイント

検証をスムーズに進めるためには、事前の環境準備が欠かせません。複数のデバイスを用意したうえで「誰が」「いつ」「何を」読み取るのかといった具体的な作業手順を事前に作成しておきましょう。また、作業品質や時間などテストを通じて何を確認するのかという「確認項目」を明確にしておくことが重要です。

現場テストの実施と意見収集

準備が整ったら、実際の業務に近い形で現場テストを実施します。ここでは、管理者の判断だけでなく、実際に機器を操作する現場作業者の使いやすさや課題(不便な点など)を収集することが重要です。現場の意見を吸い上げ、本番運用前に想定外の課題を洗い出しておくことが導入成功への近道となります。

機器選定時に検証項目

機器を選定する際は、ハードウェアとソフトウェアの両面から仕様が現場環境に合っているかを確認します。

  • ハードウェア面の確認事項
    利用シーン(屋内・屋外)、読み取り対象(1D/2Dコード)、通信方式(Wi-Fiや4G)、バッテリーなどが現場環境に合っているか確認します。また、防水・防塵性能や耐落下性能といった堅牢性も重要な選定基準です。
  • ソフトウェア・システム面の確認事項
    在庫管理システムやWMS等の既存の基幹システムとの連携・データ同期が問題なく行えるか確認します。また、自社の運用に合わせたOS(AndroidやWindows)の選定や、現場作業者にとってのソフトウェアの操作性(UI/UX、レスポンス速度)も不可欠なチェック要素です。

まとめ

ハンディターミナルの導入を成功させるには、事前の環境準備に基づき、段階的に現場テストを行うことが重要です。また、ハードウェアとソフトウェアの両面から、運用環境に合った端末を見極めることが求められます。導入前にしっかりとした検証と運用整理を行い、スムーズなテスト運用と自社に合った端末選びを進めましょう。

導入現場別
ハンディターミナルメーカー・製品3選
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小売・物流
現場には
Honeywell
国内正規代理店:株式会社イメージャー
おすすめの製品
Dolphinシリーズ
Dolphinシリーズの写真
画像引用元:Honeywell公式HP(https://imagers.co.jp/products/dolphin-ct30xp.html)
日付の読み取りに特化した
モードを選択可能

独自開発の文字検出・判定により、特に数字・日付をミスなく判読。劣化したダンボールなどもスムーズに読み取り、商品の在庫ロスを防ぎます。

冷凍⇄常温を行き来する現場
でも故障リスクを抑制

耐凍モデルには結露防止ヒーター内蔵。「うっかり」の故障を防ぎつつ、スピード感のある作業環境を実現します。

Honeywellのサポート
  • 業界最長(※1)、7世代のOSアップデート保証に対応しており、低コストで端末の長期利用を実現します。
  • 機種・時期が異なる場合でも同じOSで使用でき、複数の店舗・流通拠点の課題となる「オペレーションのバラつき」や「教育コスト増」を解消します。
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屋外・催事
現場には
デンソーウェーブ
おすすめの製品
BHTシリーズ
BHTシリーズの写真
画像引用元:デンソーウェーブ公式HP(https://www.denso-wave.com/ja/adcd/product/handy_terminal/bht-m60.html)
QRコードの生みの親が提供する
高速・高精度読み取り

1秒間に約30個(※2)ものコードを連続で読み取りでき、効率的に物販在庫の棚卸しや参加者の入退場処理を完了。時間に追われがちなイベント進行を支援します。

電子決済機能を搭載
1台でイベント業務が完結する

クレジットカードや交通系ICの支払いに対応したモデルもあり。現場での金銭管理リスクを低減しつつ、客単価向上にもつながります。

デンソーウェーブのサポート
  • 遠隔から各端末の状況を一元的に観測・取得し、管理や分析ができるツール、「BHT DMS」を提供しています。
  • 操作時のエラーや物理衝撃などの情報をリアルタイムで得られ、不特定多数への機器貸与について盗難・紛失防止にも役立ちます。
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機械製造
現場には
キーエンス
おすすめの製品
BT-Aシリーズ
BT-Aシリーズの写真
画像引用元:キーエンス公式HP(https://www.keyence.co.jp/products/mobile-computers/handheld-computers/bt-a2000_a1000/)
高精度な読み取りを行う
独自開発のAI-OCRを搭載

10万以上(※3)の難読コードを事前学習したAIが、欠損したコードや金属や樹脂の表面刻印されたコードを読み取り。作業の高速化・効率化を支援します。

近・中・遠距離をカバーする
3つのカメラ

手元は勿論、作業機械が動いている危険な場所でも適切な焦点で撮像でき、距離を気にせず読み取れます。

キーエンスのサポート
  • エンジニア直販体制により、現場でのテスト・コンサルを無料で提供。とくに金属刻印の読取率をより精確にするために手厚い技術支援を行っています。
  • 故障時にはその端末の即日修理を原則とし、トレーサビリティを重視しつつ業務停止をケアします。
(※1)参照元:Honeywell公式HP(https://imagers.co.jp/android/honeywell/)より。2026年3/10現在時点。
(※2)参照元:デンソーウェーブ公式HP(https://www.denso-wave.com/ja/adcd/product/handy_terminal/bht-m60.html)より。2026年3/10現在時点。
(※3)参照元:キーエンス公式HP(https://www.keyence.co.jp/products/mobile-computers/handheld-computers/bt-a2000_a1000/)より。2026年3/10現在時点。