持ち運びが可能なハンディターミナル(ハンドヘルド型アンテナ)は, 離れた位置にあるタグも読み取れる点が特徴です。本記事では, ハンディターミナルを用いた場合のRFIDの読み取り距離の目安や, 通信距離に影響する要素について解説します。
RFIDの通信距離(交信距離)は, 使用する通信方式(周波数帯)だけでなく, RFタグの給電・動作方式(タイプ)によっても大きく異なります。一般社団法人 日本自動認識システム協会(JAISA)の資料によると, RFタグは主に以下の3つのタイプに分類され, それぞれ異なる特徴を持っています。
RFIDハンディターミナルによる読み取り距離は, 一律で固定されているわけではありません。アンテナの性能や電波出力、使用する周波数帯、精度を左右する周囲の環境など、様々な要素が複雑に絡み合うことで実際の通信距離は変化します。
ハンディターミナル(リーダー)側のアンテナサイズが大きいほど、ゲイン(利得)が高くなり、電波出力が高いほど遠くまで電波が届きます。また、リーダー側だけでなく、情報を返すRFIDタグ本体のサイズ(内蔵アンテナのサイズ)が大きいほど、通信距離も長くなる傾向があります。
RFIDは導入する周波数帯によって基本的な特性が異なりますが、それ以上に実際の交信距離を大きく左右するのが「周囲の環境要因」です。
RFIDが利用する電波は、金属に反射しやすく、水(水分)に吸収されやすいという物理的特性を持っています。そのため、対象物や周囲の環境に金属製のものや水が存在すると電波が遮られ、読み取り精度が低下したり、読み取り範囲が狭くなったりすることがあります。導入前には、実際の作業環境でどのような電波干渉が起きるかを確認することが欠かせません。
RFIDシステムを導入する際は、「何を読み取るか」「どのような環境で使用するか」など、目的に応じたRFIDタグとリーダー(ハンディターミナル)を選ぶ必要があります。一括で遠くから読み取りたいのか、あるいは近接で1点ずつ確実に読み取りたいのかなど、用途に合わせた適切な選定が大切です。
ハンディターミナルの種類に関する解説として、以下の情報も参考にしてください。
また、導入における重要な潜在的注意点として「電波法」への対応が挙げられます。RFIDリーダーの中には、移動体識別用の無線設備(920MHz帯)に該当し、空中線電力が0.25Wを超える高出力な機器(構内無線局など)があり、これらを運用する際には電波法に基づき、無線局の登録申請やしかるべき手続きが必要となる場合があります。
無線申請の要否や手続きの詳細は、出力数や機器の仕様、法改正によって異なる場合があるため、必ず総務省の「電波利用ホームページ」などの公的情報をご確認いただくか、導入予定の機器メーカー・販売店へ事前にご相談ください。
ハンディターミナルでの読み取り距離は、RFタグのタイプをはじめ、アンテナのゲイン、電波出力、タグのサイズ、そして現場の金属や水分といった環境要素などの様々な要素で変化します。
カタログ上の特性だけで判断せず、自社の作業環境や用途を明確にしたうえで、適切な通信距離の製品を選ぶことが、RFID導入を成功させるための大切なポイントとなります。

独自開発の文字検出・判定により、特に数字・日付をミスなく判読。劣化したダンボールなどもスムーズに読み取り、商品の在庫ロスを防ぎます。
耐凍モデルには結露防止ヒーター内蔵。「うっかり」の故障を防ぎつつ、スピード感のある作業環境を実現します。

1秒間に約30個(※2)ものコードを連続で読み取りでき、効率的に物販在庫の棚卸しや参加者の入退場処理を完了。時間に追われがちなイベント進行を支援します。
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10万以上(※3)の難読コードを事前学習したAIが、欠損したコードや金属や樹脂の表面刻印されたコードを読み取り。作業の高速化・効率化を支援します。
手元は勿論、作業機械が動いている危険な場所でも適切な焦点で撮像でき、距離を気にせず読み取れます。