製造現場の工程・在庫管理におけるハンディ活用法を解説。刻印の読み取りや遠距離読み取りなど特有の機能に加え、実例も紹介します。
ハンディターミナルは、製造現場においては主に作業の着手や完了を記録する「工程管理」や、部品の所在を特定する「在庫管理」に利用されます。
スキャン操作で情報を記録するため、入力ミスや工数を削減可能です。
現場の実績が即座にデータ化されるため、管理者は遅れや問題をリアルタイムに把握できます。
ですが、導入には適切な機器選定と操作教育が欠かせません。
読み取り対象や環境が特殊な製造業ならではのメリットを解説します。
金属部品への刻印やレーザーマーキング(DPM)を直接読み取れる機能がある場合は、製造業におけるメリットとなります。
ラベルが貼れない加工工程であっても、ハンディターミナルを用いれば個体識別が可能に。
「いつ、どの機械で加工したか」という製造履歴が確実にデータとして残り、不具合発生時の原因特定や影響範囲の追跡を迅速化できます。
高所の棚やフォークリフト作業など、対象に近づきにくい場面では遠距離読み取り機能が役立ちます。
事故リスクの低減と作業時間の短縮を両立可能。引火性ガス等がある危険場所では防爆対応機種を選ぶことで、安全衛生や設備保全の観点からも安心して運用できます。
実際の現場でデータ活用や業務改善がどう進んだか、事例を紹介します。
西部技研では、実績入力だけでなく社内情報基盤へのアクセスにもハンディターミナルを活用しています。
現場からチャット等で状況を即座に共有できるため、事務所への移動や伝達待ち時間が解消。情報の往復が速くなり、現場リーダーや管理者の判断スピード向上につながっています。
ヘラマンタイトンは、作業指示書のバーコードを読み取る運用へ切り替え、手書き日報を廃止しました。実績が自動でデータベースに反映されるため、班長による転記作業や集計残業が減少。
入力ミスも防げるうえ、進捗状況がリアルタイムで見える化され、生産計画の精度も向上しました。
製造業でのハンディターミナル活用は、工程の見える化やミスの削減に直結します。
ただし、扱う部品にDPMがあるか、遠距離や危険場所での作業が含まれるかによって、ハンディターミナルに必要な機能は異なります。用途に合致した機種やシステムを選定することが重要です。
当メディアでは導入現場別におすすめのハンディターミナルメーカー・製品を紹介しています。自社に適したハンディターミナルを選定する参考になれば幸いです。

独自開発の文字検出・判定により、特に数字・日付をミスなく判読。劣化したダンボールなどもスムーズに読み取り、商品の在庫ロスを防ぎます。
耐凍モデルには結露防止ヒーター内蔵。「うっかり」の故障を防ぎつつ、スピード感のある作業環境を実現します。

1秒間に約30個(※2)ものコードを連続で読み取りでき、効率的に物販在庫の棚卸しや参加者の入退場処理を完了。時間に追われがちなイベント進行を支援します。
クレジットカードや交通系ICの支払いに対応したモデルもあり。現場での金銭管理リスクを低減しつつ、客単価向上にもつながります。

10万以上(※3)の難読コードを事前学習したAIが、欠損したコードや金属や樹脂の表面刻印されたコードを読み取り。作業の高速化・効率化を支援します。
手元は勿論、作業機械が動いている危険な場所でも適切な焦点で撮像でき、距離を気にせず読み取れます。