ハンディターミナルなどの特定用途向けにカスタマイズされた業務専用端末を、安全かつ効率的に運用するためには、端末の導入と同時に「MDM(モバイルデバイス管理)」の検討が欠かせません。
本記事では、ハンディターミナルの新規導入やリプレイスを控えている担当者に向けて、あわせて確認しておきたいMDMの役割やメリット、そして自社に合ったMDMを選ぶための具体的な導入基準について詳しく解説します。MDMにより端末の一元管理やセキュリティ強化が可能になり、遠隔からの監視・制御がどのように実現できるのかをご紹介します。
ハンディターミナルは、在庫管理や発注業務など特定の用途に特化してカスタマイズされた「業務専用端末」の一種です。多数のハンディターミナルを運用する現場では、端末の初期設定(キッティング)や日々の管理作業が担当者の大きな負担となることが少なくありません。
そこでMDMを活用することで、端末管理の一本化を図ることが可能です。MDMは、遠隔地から端末の設定や状態を一括して管理・監視する役割を持ちます。キッティング作業の大幅な軽量化や、現場での管理負担の軽減に役立ち、管理者がより効率的に多数のデバイスを運用するための基盤となります。
MDMを導入することで、ハンディターミナルの運用において主に「情報保護」と「運用負担の軽減」という大きなメリットが得られます。
特に端末紛失時の情報漏えい対策については、IPA(情報処理推進機構)などの公的機関が推奨する情報セキュリティガイドラインにおいても、適切なアクセス制御やデバイスの適切な管理が強く求められています。MDMを通じてこれらのセキュリティ基準に準拠した管理体制を構築することで、不正利用を防ぐとともに、日々の管理業務にかかる時間と人的コストを大幅に削減することが可能です。
ハンディターミナル導入時に、自社の運用に合ったMDMを選ぶための導入基準として、以下の5つの比較ポイントを確認することが大切です。
クラウド型かオンプレミス型かの提供形態を確認し、「導入時のランニングコスト」を含めた自社の予算・運用イメージとすり合わせを行います。
管理したいデバイスのOSに対応しているか、特に近年のハンディターミナル運用においては「Android OSとの親和性」が重要な確認項目となります。
遠隔ロックや一括配信など、自社の業務要件やセキュリティ基準を満たす機能が網羅されているかを確認します。
日常的に運用を行う管理者が、直感的に操作・状況把握ができる管理画面になっているかがポイントです。
万が一の障害発生時や運用時の不具合に対して、迅速な対応や導入支援が受けられる体制が整っているかを比較します。
【ハンディターミナル特有の運用環境への考慮】
一般的なスマートフォン向けMDMとは異なり、ハンディターミナル特有の現場環境を考慮することも重要です。例えば、倉庫内などのWi-Fiの死角(不安定なネットワーク環境)でも設定が確実に反映されるか、常時監視によるバッテリー消費が現場業務の妨げにならないかといった点も、導入時の選定基準として組み込むことをおすすめします。
ハンディターミナルの運用においては、MDMによる一元管理がセキュリティと利便性の両面を強化するために非常に有効です。業務専用端末としての特性を活かしながらMDMを組み合わせることで、情報漏えいのリスクを大幅に低減しつつ、管理業務の効率化を実現できます。
だからこそ、ハンディターミナルを新たに導入、または入れ替えるタイミングで、「自社に適したMDM環境を構築できるか」をあわせて確認することが重要です。端末本体の仕様だけでなく、自社の業務要件やセキュリティ基準、現場のネットワーク環境などにしっかりと適合するMDMをセットで選定し、より安全で効率的な運用体制を築きましょう。

独自開発の文字検出・判定により、特に数字・日付をミスなく判読。劣化したダンボールなどもスムーズに読み取り、商品の在庫ロスを防ぎます。
耐凍モデルには結露防止ヒーター内蔵。「うっかり」の故障を防ぎつつ、スピード感のある作業環境を実現します。

1秒間に約30個(※2)ものコードを連続で読み取りでき、効率的に物販在庫の棚卸しや参加者の入退場処理を完了。時間に追われがちなイベント進行を支援します。
クレジットカードや交通系ICの支払いに対応したモデルもあり。現場での金銭管理リスクを低減しつつ、客単価向上にもつながります。

10万以上(※3)の難読コードを事前学習したAIが、欠損したコードや金属や樹脂の表面刻印されたコードを読み取り。作業の高速化・効率化を支援します。
手元は勿論、作業機械が動いている危険な場所でも適切な焦点で撮像でき、距離を気にせず読み取れます。