建設現場や物流拠点など、過酷な環境下での事業継続を支える耐環境性能がZebra製品の特徴です。
物理的な衝撃や水濡れに耐えうる堅牢性に加え、障害発生時に代替機を提供する保守サービス「OneCare」が現場の安定稼働を支援します。
本記事では、Zebra製品の具体的な機能群や、導入によって得られる実務上の改善事例について解説します。
工事現場や屋外ヤード特有の粉塵・降雨・落下のリスクに対し、Zebra製品は物理的な耐性を備えた設計で対応します。
「TC73/TC78」などのモデルは、3.05mの高さからの落下耐性を有する堅牢設計です。
直射日光下での視認性を確保した高輝度ディスプレイを採用し、Gorilla Glassにより液晶破損のリスクを低減しています。
また、騒音環境下においても、ノイズキャンセル機能や大音量スピーカーの活用により、音声通話の明瞭性を維持。現場間の円滑なコミュニケーションを支援します。
現場用端末の運用においては、偶発的な故障を想定した保守体制の構築が不可欠です。
Zebraが提供する「OneCare(特にSelectプラン)」は、経年劣化に伴う摩耗に加え、不慮の破損までカバーする保守サービスです。
障害発生時には翌営業日の交換機出荷に対応。設定済みのデバイスが供給されるため、現場における再設定の手間を省き、業務への復帰を支援します。
宅配需要の増加に伴い、DPD Germanyでは配送プロセスの効率化と情報の透明性確保が課題となっていました。
2019年、同社は耐久性と処理能力を考慮し、約14,000台のZebra端末「TC77」を導入。
デポでの積み込み作業から、配達時のPoD(配達証明)取得、デジタル署名まで、一連の業務を1台の端末で完結させています。
繁忙期にはドライバー1名あたり1日1,000個の荷物をスキャンする運用となりましたが、Zebra端末は高負荷な環境下でも安定した稼働を維持。
スキャンと署名がその場で行えるため、追跡情報の更新におけるタイムラグを抑制し、顧客への迅速な状況共有に寄与しています。
2019年からTC77を活用し、荷物の積み込みからお客様への引き渡し、署名取得までを一貫してデジタル化。
現場では1日に最大1,000回ものスキャン操作が発生するため、ハードウェアには極めて高い堅牢性が必要です。
Zebraの端末は落下や衝撃に強く、バッテリーも長時間持つため、ドライバーは中断することなく業務に集中できています。
屋内外を問わず、スキャン、音声通話、データ通信を1台に集約した堅牢設計のAndroid端末です。
コンクリートへの耐落下性能や防塵・防水性能を備えつつ、スマートフォンのような操作性を両立しています。
配送現場など、稼働停止による影響を抑制したい環境に適した設計です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Android(アップグレードは提供状況による) |
| 耐落下性能 (標準/保護) | 1.80m(常温コンクリ複数回)、2.40m(常温コンクリ複数回、MIL-STD 810G) |
| 防塵・防水 (IP) | IP65/IP68 |
| 読み取り 精度 | 公式サイトに掲載がありませんでした(2026年2月調査時点)。 |
| スキャナ タイプ | SE4770/SE4750(構成により異なる) |
| 読み取り 距離 | Code39 20mil:4.1~92.2cm/3mil:7.1~15.9cm |
| 動作温度 | -20℃~50℃ |
| 動作時間 | 最大15時間 |
鉄鋼メーカーのAFV Acciaierie Beltrameでは、入荷するスクラップ材の検品プロセスに課題を抱えていました。
旧来のシステムではデータ反映に時間を要し、手作業による集計負担が膨らんでいたため、改善策としてZebraの「TC70」と専用アプリを導入。入荷工程のデジタル化を図りました。
トラック到着時に端末でIDをスキャンし、スクラップの分類を入力。写真や動画による証跡保存も同時に行います。
データはWi-Fi経由で即座にシステムへ転送・集計。1日200台規模の搬入が行われる環境においても、検品作業の滞留を抑制しています。
分類データはサプライヤーへも共有され、品質に関する認識の齟齬を未然に防止。
導入後26か月時点でハードウェア起因の故障返品はゼロを維持し、過酷な現場環境における適応能力を示しています。
Zebraのソリューションによって入荷検品を効率的に運用できるようになり、蓄積されたデータは戦略的な分析にも役立っています。
現場スタッフからは、手袋をしたままでも操作しやすく、過酷な環境でも安心して使える点が好評です。端末とアプリのシンプルさが、スムーズな定着と成功の要因でした。
手袋を着用したままでのタッチ操作に対応し、写真や動画による記録も可能な業務用端末です。
粉塵や衝撃への耐性が高く、製造現場や資材置き場など、一般的な端末では故障しやすい環境での使用を前提に設計されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Android(AOSP 4.4.2/KitKat) |
| 耐落下性能 (標準/保護) | 1.8m(全動作温度範囲でコンクリ)、2.4m(室温コンクリ、MIL-STD 810G) |
| 防塵・防水 (IP) | IP67 |
| 読み取り 精度 | 公式サイトに掲載がありませんでした(2026年2月調査時点)。 |
| スキャナ タイプ | SE4750(1D/2Dイメージャ) |
| 読み取り 距離 | Code39:20mil=4.5~81.3cm/3mil=7.9~14.2cm |
| 動作温度 | -20℃~50℃ |
| 動作時間 | 公式サイトに掲載がありませんでした(2026年2月調査時点)。 |
落下や水濡れに強い堅牢性と、万が一の故障時にも即座に復旧できるOneCareに代表される保守体制を兼ね備えています。
移動の無駄をなくし、正確な記録をその場で行うことは、現場DXの第一歩です。
特に、一般的な端末では故障リスクが高い過酷な環境ほどZebra製品の強みが活きるでしょう。止まらない現場を実現するための投資として、検討に値するメーカーです。
当メディアでは導入現場別におすすめのハンディターミナルメーカー・製品を紹介。自社に適した製品選定の参考にしてください。
| 会社名 | ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社(Zebra日本法人) |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都千代田区内幸町1-5-2 内幸町平和ビル14F |
| 公式HP URL | https://www.zebra.com/jp/ja.html |

独自開発の文字検出・判定により、特に数字・日付をミスなく判読。劣化したダンボールなどもスムーズに読み取り、商品の在庫ロスを防ぎます。
耐凍モデルには結露防止ヒーター内蔵。「うっかり」の故障を防ぎつつ、スピード感のある作業環境を実現します。

1秒間に約30個(※2)ものコードを連続で読み取りでき、効率的に物販在庫の棚卸しや参加者の入退場処理を完了。時間に追われがちなイベント進行を支援します。
クレジットカードや交通系ICの支払いに対応したモデルもあり。現場での金銭管理リスクを低減しつつ、客単価向上にもつながります。

10万以上(※3)の難読コードを事前学習したAIが、欠損したコードや金属や樹脂の表面刻印されたコードを読み取り。作業の高速化・効率化を支援します。
手元は勿論、作業機械が動いている危険な場所でも適切な焦点で撮像でき、距離を気にせず読み取れます。